会社の情報発信が「やったり・やらなかったり」になる理由と対策

こんにちは。高知県高知市で「営業」に圧倒的に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。

ホームページやSNSの情報発信についてご相談を受けていると、分かってはいるけれど続かない、という声をよく聞きます。中小企業は少人数で業務を回していることが多く、目の前の案件やお客様対応が優先になるのは当然です。

ただ、情報発信が「やったり、やらなかったり」になっている状態を放置すると、営業にも採用にも共通する“問い合わせ”に影響が出やすくなります今回は、根性論ではなく、続く仕組みをどう作るかという視点で整理します。

やったりやらなかったりが起きる理由

情報発信が続かないのは、意欲が足りないからではありません。多くの場合、重要だけど緊急ではない業務として後回しにされる構造があるからです。

ブログ更新やSNS投稿は、今すぐ売上が増える仕事ではありません。そのため優先順位が下がりやすい。しかも、更新を止めても社内では大きなトラブルになりにくいので、気づけば間が空いてしまいます。

つまり問題は個人の頑張りではなく、業務として回る形になっていないこと。ここを押さえると、打ち手が見えてきます。

更新が止まると問い合わせにどう影響するか

ホームページの更新状況は、見込み客だけが見ているわけではありません。応募者、取引先候補など、会社を判断する立場の人は一通り目を通します。そこで見られているのが、この会社は今も動いているか、情報が新しいかという点です。

例えばトップページの新着情報が、最終更新日が1年半前のままだったらどうでしょう。中身が良くても、最近は動いていないのかな、連絡しても大丈夫かな、と不安を持たれやすくなります

この不安はクレームとして返ってくるものではありません。表に出ないまま、問い合わせの前段階で離脱される形で表れます。営業も採用も、まずは問い合わせが入口です。入口で不利になる状態は、できれば避けたいところです。

ケーキ屋の例で考える期待値ギャップ

ここで、分かりやすい例えを一つだけ使います。

家の近くにケーキ屋さんがあり、営業時間は10:00~20:00と書いてある。あなたは休みの日にケーキを買おうと思って11:00に行ったのに、閉まっていた。楽しみにしていた分、がっかりしますよね。次回は別の店にしようかな、と考える人もいるはずです。

さらに、毎週月曜日に新作が出ますと掲げている店なら、月曜日に出るから楽しみに行けます。逆に、出たり出なかったりだと、楽しみにする理由がなくなります。

このとき起きているのが期待値ギャップです。
期待値ギャップとは、相手が期待していた状態と実際の状態のズレのこと。ホームページやSNSの更新が止まると、このズレが生まれやすくなり、結果として選ばれにくくなります

裏切りだ、という強い話ではありません。ただ、約束やリズムが曖昧になると、安心して問い合わせしにくくなる。これは事実として起こります。

継続の鍵は仕組みづくり

ではどうするか。答えはシンプルで、続くように設計することです。ポイントは運用を2つに切って考えることです。

(1)自社で回す場合
担当を決める(主担当+バックアップ担当)
役割を分ける(ネタ出し/文章化/公開チェック)
頻度を固定する(毎週月曜、月1回など守れるラインから)
型(テンプレ)を作る(事例紹介/Q&A/社内の取り組み など)

頻度は高くなくて構いません。大事なのは守れるリズムを決めて、業務フローに入れることです。

(2)外注で回す場合
外注の価値は、記事を作ることだけではありません。締切ができ、リマインドが入り、止まりにくくなることにあります。社内は素材提供(写真、出来事メモ、現場の一言)に集中し、文章化や整形を外に任せる。これも立派な仕組みです。

情報発信は、会社の空気感や活動状況を伝える“近況報告”のようなものです。まずは月1回でも良いので、決めて、守る。そこから問い合わせの入口が整っていきます。

さて今日も、コツコツと、信頼を積み重ねていきましょう。