こんにちは。高知県高知市で「営業」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
最近、情報発信についてのご相談が増えています。ホームページの話かと思いきや、SNSの話が出てくることも珍しくありません。
こんなご相談がありました。
「うちもインスタやらなきゃと思って始めたんですが、3ヶ月で止まってしまいました。ブログの方がいいんですかね?」
この手の相談は本当に多いです。周りの会社がやっているのを見て「うちも何かやらないと」と焦る気持ちは、よくわかります。
結論としては、インスタとブログは優劣の問題ではなく、届け方の性質が違います。大事なのは「自社は誰に届けたいのか」を先に決めることです。

インスタとブログは「届け方」が違う
インスタグラムは、すでにつながっている人に届けるのが得意です。
フォロワーのタイムラインに流れていくので、自分を知っている人や一度接点を持った人との関係を深めるのに向いています。
飲食店の新メニュー、美容室のスタイル写真、工務店の施工事例など、ビジュアルで「いいな」と思ってもらえる業種とは相性がいい。これがいわゆるプッシュ型の発信です。こちらから相手の目の前に届けに行く。
一方、ブログは検索を通じて、まだ出会っていない人に見つけてもらうのが得意です。
「高知 ホームページ制作」「就業規則 見直し」のように、何かを調べている人が検索して記事にたどり着く。プル型の発信です。こちらから届けるのではなく、相手が探しに来てくれる。
しかもブログは書いた記事が蓄積されるので、半年前に書いた記事が今日も検索結果に出て、新しいお客さんとの接点になることがあります。
「とりあえず始める」がいちばん続かない
よくある失敗のパターンを整理します。
まず多いのが、目的が曖昧なまま始めるケースです。「なんとなく発信しなきゃ」で始めると、何を投稿すればいいのかが定まらない。ネタ探しに疲れて、数ヶ月で更新が止まります。
次に、インスタとブログを同時に始めようとして両方とも中途半端になるケース。気持ちはわかりますが、中小企業は人もお金も時間も限られています。
週に1回のインスタ投稿と月に1本のブログ記事、どちらも片手間では成果が見えにくい。成果が見えなければ続ける理由がなくなります。
もう一つ、他社の真似で始めるケースも厄介です。同業者がインスタでうまくいっているように見えて始めたけれど、実はその会社はインスタ以前にホームページやブログで土台を作っていた、ということは少なくありません。見えている部分だけ真似ても、同じ結果にはなりにくいです。
まず「誰に届けたいか」を考える
やるべきことはシンプルです。「自社が届けたいのは、すでに知ってくれている人か、まだ出会っていない人か」を考えてみてください。
すでにつながりのあるお客さんや地域の知り合いとの関係をもっと深めたいなら、インスタが合っています。お店の雰囲気、日々の仕事風景、季節の商品など、ビジュアルで伝わるものがあるなら特に効果的です。
一方、「うちのサービスを知らない人に見つけてほしい」「専門性をちゃんと伝えたい」なら、ブログの方が向いています。検索に引っかかる記事を地道に積み上げることで、自社の名前を知らない人にも届く導線ができます。
どちらにも当てはまる気がする、という場合は、まず1つに絞ってください。迷ったときは、今いちばん足りていないのが「新しいお客さんとの接点」なのか「既存のお客さんとの関係維持」なのかで考えると選びやすくなります。3ヶ月でもいいので、1つの媒体に集中して「続ける習慣」を作る方が、結果的には遠回りになりません。

道具を選ぶ前に、届けたい相手を決める
インスタもブログも道具です。道具そのものに良い悪いはありません。問題は、目的を決めずに道具を手に取ってしまうことです。
まずは「自社のお客さんはどこにいるか」を考える。それだけで、どちらを選ぶべきかは自然と見えてきます。焦って両方に手を出すより、1つを続ける方がずっと力になります。