こんにちは。高知県高知市で「営業」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
ホームページの商品紹介ページを作るとき、「価格をどう載せるか」で手が止まってしまう会社さんは少なくありません。特に、案件ごとに仕様も金額も変わるオーダーメイド型の業種では、定価という概念自体がないこともあります。
こんなご相談がありました。
「うちはオーダーメイドだから、HPに価格を載せられないんです。だから商品紹介のページも作れなくて……」
結論としては、価格が載せられなくても商品紹介はできます。お客さまが本当に知りたいのは正確な金額ではなく、「この会社は何ができるのか」「自分の悩みを解決してくれそうか」だからです。

価格が出せない業種は珍しくない
注文住宅、板金加工、業務用システム、設備工事。お客さまの要望に合わせて内容も価格も変わるのが当然という業種はたくさんあります。印刷、コンサルティング、士業の顧問契約もそうです。
こうした業種で、ECサイトのように「商品名・写真・価格」を並べるカタログ型のページを作ろうとすること自体に無理があります。現場の実態と合わないページは、お客さまの不信感につながるだけです。
よくある3つの落とし穴
一番多いのは、無理に価格表を作ってしまうパターンです。「一応載せておこう」と出した金額が実際の見積もりと大きくずれていたら、お客さまは「話が違う」と感じます。信頼を損なう原因になりかねません。
逆に、商品紹介をあきらめて「お問い合わせください」だけのページにしてしまう会社もあります。訪問者はその会社が何をしてくれるのかわからないまま離脱します。問い合わせのハードルが高すぎるんです。
そもそも商品紹介ページ自体を作らないケースもあります。「うちは価格が出せない業種だから」と思い込んで、会社概要と代表挨拶だけのHPになっている。これが一番もったいない。
事例を一つずつ、ブログで紹介する
カタログ型のページを無理に作る必要はありません。代わりに、過去の仕事を「事例」としてブログで一つずつ紹介するやり方があります。
書く内容は「どんな相談があって、何をして、お客さまがどう変わったか」。この3点を一つの仕事について書くだけで、立派な商品紹介になります。これは「物売り」ではなく「価値売り」の考え方です。お客さまは価格一覧ではなく、「自分と似た状況の人がこの会社に頼んでうまくいった」という事実を見て動きます。
価格については、「○万円から」のようにざっくりした目安が出せるなら添えておくといいでしょう。それが難しければ、書かなくて構いません。「この会社はこういう課題を解決できる」と伝わることの方が、金額の情報よりずっと大事です。

載せられないことは、弱みじゃない
価格が固定できないのは、お客さま一人ひとりに合わせて仕事をしている証拠です。それは弱みではなく強みです。大事なのは、その強みをホームページ上でちゃんと見せること。事例を一つ書くだけで、「何も紹介できない」という状態から抜け出せます。
まずは、最近手がけた仕事を一つ思い浮かべてみてください。どんな相談から始まりましたか。何をしましたか。お客さまはどう変わりましたか。その答えが、そのまま最初の一記事になります。書き出しで詰まったら、声をかけてくださいね。一緒に考えますよ。