こんにちは。高知県高知市で「営業」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
同業の大手が、検索連動型広告やポータルサイトに年間何百万円もの費用をかけている。そんな話を耳にすると、自社のホームページが検索結果で狙ったキーワードの上位に表示されなくても仕方ないと思えてきます。
こんなご相談がありました。
「県外の大手が広告にお金をかけまくっていて、うちの会社がまったく出てきません。同じことをやる予算はないんですが、どうしたらいいですか?」
同じ金額を出せない以上、勝ち目がないと感じるのは当然です。ただ結論から言えば、検索の世界は「広告費をかけた順に表示される」仕組みではなくなりつつあります。情報をきちんと整えて発信している会社が、広告費なしでも見つけてもらえる流れが出てきています。

検索結果の一番上に「AIの回答」が出るようになった
最近、Googleで何かを検索すると、検索結果の一番上にAIが生成した回答が表示されることが増えました。「AIオーバービュー」と呼ばれるこの仕組みは、検索した人の質問に対して、AIがウェブ上の情報を要約して答えを返すものです。試しに自社のサービス名と地域名で検索してみてください。検索結果の上に、AIがまとめた回答が出ていることがあります。
ポイントは、このAIの回答が広告枠よりも上に表示されることがある、という点です。いくら広告費をかけても、AIの回答欄には載りません。AIが参照するのは「広告費の多さ」ではなく、「この質問に対して信頼できる情報を持っているのはどのサイトか」です。
私はここに、地場の会社にとっての転機があると考えています。大手がいくら広告で目立っても、AIが見ているのはホームページやブログに書かれた具体的で正確な情報だからです。
「広告で負けたら終わり」だと思い込んでいる
よくある失敗は、大手と同じやり方で対抗しようとすることです。検索連動型広告に少額で参入しても、入札単価の差で大手に押し負け、ほとんど表示されない。ポータルサイトに登録しても、上位プランの大手に埋もれてしまう。資金力で勝てない相手と、資金力の勝負をしているわけです。
もうひとつ多いのが、「うちは規模が小さいから検索に出るのは無理だ」と、何も発信しないまま放置してしまうケースです。ホームページを作ったきり更新していない。Googleマップの情報も古いまま。これでは検索エンジンから見て、その会社が今も営業しているのかすら判断がつきません。
私は、この「何もしない」が一番もったいないと感じています。

「お金」ではなく「手間」で見つけてもらう
大手は全国を対象にしているぶん、地域ごとの情報はどうしても薄くなります。テンプレートで量を回しているので、「高知で実際にどんな対応をしているか」までは書かれていないことがほとんどです。
一方で、地場で動いている会社には、その地域に根差した具体的な情報があります。「高知市 エアコン修理」「南国市 外壁塗装」のように地域名とサービス名を組み合わせた検索では、実際にその地域で仕事をしている会社の情報が強い。大手のテンプレートでは、この具体性に踏み込めません。
最初にやっておきたいのは、Googleビジネスプロフィールの確認です。住所、電話番号、営業時間が、ホームページに載っている情報と一致しているか。ここがずれていると、Googleにその会社の情報が正確だと判断してもらえません。
そのうえで大事なのは、自社の仕事に関わる情報をブログやお知らせとして定期的に出していくことです。週に1回の更新を半年も続ければ、検索からの流入は目に見えて変わります。ICUでもブログを続けたことで、1日160人前後の方にアクセスいただけるようになりました。AIオーバービューに取り上げられることも増えています。

資本力の勝負から、情報の勝負へ
大手と同じ土俵に立つ必要はありません。広告費で張り合うのではなく、自分たちが持っている情報を、正確に、続けて出していく。検索の仕組みが変わりつつある今、地場の会社にとってはむしろ追い風が吹いています。
Googleビジネスプロフィールの確認も、5分あれば終わります。自社の情報がどう見えているか、一度のぞいてみると発見がありますよ。