こんにちは。高知県高知市で「採用」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
採用サイトを立ち上げるとき、「ブログも載せたほうがいいですか?」というご質問をよくいただきます。答えはイエスです。ただし、何を書くかを先に決めておかないと、数本出して止まります。
こんなご相談がありました。
「採用ページにブログを載せたいんですけど、何を書いたらいいかわからなくて。続けられるかも心配です。」

結論としては、ブログには「鮮度のある現場の話」を載せることです。社員インタビューのような重要コンテンツは固定ページに置いて、ブログは更新しやすいテーマでシリーズ化する。書く仕組みを先に作っておけば、無理なく続けられます。
求職者が見ているのは「自分の毎日」
求職者が採用サイトで一番知りたいのは、「この会社で働いたら自分の毎日がどうなるか」です。給与や休日数は求人票で比較できます。でも、実際にどんな仕事をして、どんな人たちと、どんな空気の中で過ごすのかは、求人票だけでは見えません。
その見えない部分を補うのが、ブログの役割です。特に中小企業は、大手のように知名度で人を集めることができません。私は、情報の具体性で差をつけていくしかないと考えています。

ブログが続かない会社に共通すること
一つ目は、社員インタビューをブログに載せてしまうことです。社員の声は採用コンテンツの中でも特に読まれますが、ブログに書くと時系列で下に流れて埋もれます。さらに、その社員が退職したときに記事の扱いに困ります。固定ページなら差し替えや非公開の管理がしやすいですが、ブログの過去記事は対応が厄介です。社員インタビューは固定ページに置いて、常に見てもらえる場所で大切に見せるほうがいい。私はそう考えています。
二つ目は、各部署に「何か書いてください」と丸投げすることです。現場は本業で忙しく、何を書けばいいのかもわからない状態で頼まれると、最初の1本で止まります。
三つ目は、内容が抽象的になることです。「アットホームな職場です」「やりがいのある仕事です」。これではどの会社のブログか区別がつきません。求職者は具体的な情報を求めてブログを見に来ています。
仕組みを先に作って、現場の負担を減らす
まず確認すべきは、ブログに載せるテーマをあらかじめ決めているかどうかです。
ブログに向いているのは、鮮度のある現場の話です。新しいプロジェクトの取り組みや、研修・ミーティングの風景、業務改善で工夫したこと、季節ごとの繁忙期の乗り越え方。こうした話題はシリーズ化しやすく、毎回ゼロからテーマを考えなくて済みます。更新頻度は月1〜2本で十分です。採用の山場に合わせて出すほうが、本数を増やすより効果があります。
もう一つ大事なのは、記事を書く体制です。たとえば複数店舗を持つ飲食店であれば、各店舗の新メニュー開発の様子や、ミーティングで議論したことをブログの題材にできます。ただし、各店舗のスタッフが記事を書くのではなく、本社の広報担当に情報を集約します。あらかじめ「何を教えてほしいか」をフォーマットにして渡しておけば、店舗側は短い項目を埋めるだけで済む。広報担当もゼロから取材する必要がなく、まとめやすい。この分業が、ブログを無理なく続けるための核になります。

「量」より「働く姿が見える」記事を
採用ブログは、たくさん記事を出すことが目的ではありません。求職者が読んで「この会社で働く自分」を少しでも想像できること。それが一番大事です。社員インタビューは固定ページに。ブログは鮮度のある現場の話をシリーズ化して。書く体制を先に整えておけば、月1〜2本の更新でも採用力は着実に上がっていきます。
まずは自社のブログに載せるテーマを3つ決めるところから始めてみると、その先の動き方が見えてきますよ。