こんにちは。高知県高知市で『採用』に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
最近、中小企業の経営者さまから採用のご相談をいただくことが増えました。「求人媒体を増やしても応募が来ない」「やっと採用しても、すぐ辞めてしまう」。応募数と定着率の両方で悩まれている会社が多いです。
こんなご相談がありました。
「求人サイトに掲載しても応募が少なくて。やっと来てくれても、半年もたない人が続いていて困っています」
結論からお伝えすると、応募数を増やす発想を一旦やめて、「うちと合う人にだけ届く」発想に切り替えるのが近道です。中小企業の採用は、量で勝負する世界ではないからです。

大企業の採用と、中小企業の採用は別もの
大企業は、応募者を大量に集めて選抜していきます。母集団が大きいほど良い人が見つかる確率が上がるからです。だから求人ページも、できるだけ多くの人に刺さるよう抽象的な言葉で書かれています。
中小企業は、これと真逆の構造です。採用したい人数はひとりかふたり。母集団を増やすことより、その「ひとり」が自社と合っている人かどうかのほうがずっと重要です。応募が10人来ても、合わない人ばかりなら採用は進みません。むしろ選考の手間だけが増えていきます。
求人ページが「条件票」になっていませんか
中小企業の採用がうまくいかないとき、よくあるパターンは三つです。
一つめは、求人ページが給与・休日・仕事内容といった条件の羅列だけになっているケースです。これだと求職者から見て、似たような会社と何が違うのかが伝わりません。
二つめは、大企業の採用ページを真似て「成長できる」「やりがい」といった抽象的な言葉に頼ってしまうケースです。誰にでも当てはまる言葉は、誰にも刺さりません。
三つめは、応募数を増やすことそのものを目的にしてしまうケースです。応募数を追いかけるほどミスマッチが増え、定着率が下がる悪循環に入ります。
働き方・価値観・現場の空気を発信する
打ち手はシンプルです。条件ではなく、自社の働き方・価値観・現場の空気を発信していきましょう。
具体的には、仕事の一日の流れ、社員のことば、どんな顧客とどう仕事をしているか、失敗したときに会社がどう向き合うか。こうした内容のほうが、求職者にとっては「自分が働く姿」を想像する材料になります。
これは実は、お客さま向けのマーケティングと発想が重なります。商品の機能ではなく、買った人がどう変わるかを伝えるのと同じで、採用も「条件」ではなく「働く人にとっての価値」を伝える話に変わります。
そして、成果を測る指標も変えてみてください。応募数ではなく、入社一年後の定着率を見る。指標を定着率に置き直すと、何を発信すべきかが決まります。まずは自社の採用ページを開いて、それが「条件票」になっていないか、自社の空気が伝わる内容になっているかを確認してみてください。

合う人に届けば、採用は足ります
中小企業の採用は、大量に集めて選抜する戦いではなく、合う人にだけ届けばいい戦いです。だから発信すべきは条件ではなく、自社らしさ。指標は応募数ではなく、定着率です。マーケティングと採用は地続きで、どちらも「合う人に価値が伝わる」ことを目指す仕事です。
合う人がひとり届けば、その人は長く残ってくれます。応募数を増やすより、ずっと確かな成果です。
一緒に、素敵な採用サイトを作っていきましょう。