こんにちは。株式会社ICUの川島です。
何かの力を身につけたいとき、一番確実なのは、毎日少しずつ続けることだと私は考えています。地味な話に聞こえるかもしれません。でも、コツコツ積み重ねた時間は、思っている以上に大きな実力になって返ってきます。
こんなご相談をいただくことがあります。
「スキルを磨きたいんですが、毎日忙しくて、まとまった時間が取れません。少しずつでも、やる意味はあるんでしょうか?」
結論から言うと、意味は大いにあります。短くても毎日続けるほうが、ときどきまとめて頑張るよりも力が付きます。そして努力は、習慣にしてしまえば、頑張っている感覚がないまま続けられるようになります。

毎日2時間、半年続けて分かったこと
私自身、教養のために資格取得の勉強をしていた時期があります。
簿記検定です。毎日2時間、机に向かうと決めて続けました。
始めた頃は、電卓を打つのも遅く、ミスばかりでした。ところが毎日触っていると、ある時期から指が勝手に動くようになってきます。打つスピードが上がり、ミスも減っていく。半年ほど続けた結果、試験には満点で合格できました。
面白いのは、上達を実感した瞬間が、はっきりしないことです。昨日より今日のほうが速くなった、という手応えは一度もありませんでした。それでも、気づいたときには打てるようになっていた。
実力というのは、毎日の積み重ねがある量を超えたときに、あとからまとめて表に出てくるものなのだと思います。
もったいないのは、実る直前にやめてしまうこと
ただ、この「あとから付いてくる」という性質には、落とし穴もあります。
成果が見えない期間を、効果がない期間だと勘違いしやすいのです。
よくあるのは、最初に張り切りすぎるパターンです。初日に3時間頑張ると、翌日から腰が重くなります。続けるコツは頑張った感を残さないことなのに、初日で使い切ってしまうわけです。
それから、結果を急ぎすぎるパターン。2週間ほどで「向いていないかもしれない」と判断してしまう方は多いのですが、変化はあとからまとめて来るので、その時点ではまだ何も分かりません。
もう一つが、人と比べるパターンです。SNSを開けば華々しい成果の報告ばかり目に入りますが、スタート地点も条件も違う相手と比べて気持ちを折ってしまうのは、もったいない話です。
どれにも共通しているのは、積み重ねが実力に変わる直前で、自分から手放してしまっていることです。
量を欲張らず、毎日やる
私が簿記の勉強で効果を実感したのは、「毎日やる」と決めて、それ以外の判断をなくしたことでした。
今日はやろうかどうしようか、と毎回考えるから疲れるのです。やる時間を決めてしまえば、迷う余地がなくなります。
これから何かを続けたい方は、1日の量を少なすぎるくらいに設定してみてください。5分でも構いません。大事なのは量ではなく、ゼロの日を作らないことです。調子のいい日に多めにやるのは自由ですが、ノルマは小さいままにしておく。そして、やった日はカレンダーに丸を付ける。丸が並んでくると、その列を途切れさせたくなくなります。
これが意外なほど効きます。
まずやることを一つだけ挙げるなら、続けたいことを一つ選んで、明日のどの時間にやるかを決めてください。何をどこまでやるかは、時間を押さえたあとで考えれば十分です。

途切れても、気づいた日から再開すればいい
それでも、忙しい時期には途切れることがあります。そこで落ち込む必要は、まったくありません。
「止まっているな」と気づいたら、その日から再開する。それだけで、継続は戻ってきます。三日やって一日休んで、また三日やれば、それは立派に続いています。
やめた日数ではなく、再開した回数が、続けられる人をつくります。
努力は、習慣にしてしまえば、頑張らなくても続くようになります。そして続けていくと、確実に実力へ変わっていきます。
さぁ、一緒に継続していきましょう!