BtoB、BtoCの次に来る「toA」を知っていますか?

こんにちは。高知県高知市で「営業」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。

営業の話をするとき、BtoB(企業向け取引BtoC(個人向け取引)という言葉をお使いになると思います。「うちはBtoBが中心で」「BtoCの集客が課題で」といった会話は、日頃から自然にされているのではないでしょうか。

最近、この toB や toC に加えて、「toAということが意識されるようになってきました。

toA。Aって何だと思いますか?

正解は、Agent(エージェント)。AIエージェントのことです。

こんなご相談をいただくことがあります。
「最近AIで検索する人が増えてるって聞くけど、うちのホームページ、このままで大丈夫?」

結論から言うと、今日明日で何かが変わるわけではありません。ただ、この流れは確実に進んでいて、知っているかどうかで準備のスタートが変わります。

画面の向こうにAIがやってくる

BtoBは企業に売る、BtoCは個人に売る。どちらにも共通しているのは、画面の向こう側に人間がいるということです。人が検索し、比較し、問い合わせて、最後に「ここにしよう」と決める。

ところが今、この前提が少しずつ変わり始めています。

たとえば「来月の出張、東京から大阪、午前中着で一番安いの頼む」とAIに話しかけるだけで、交通手段の比較から予約まで済んでしまう。そんなサービスが、2025年から2026年にかけて次々と動き出しています。OpenAIはChatGPTにエージェント機能を搭載しましたし、Googleも同様の機能を開発中です。Amazonでは買い物をサポートするAI「Rufus」が日本でも使えるようになりました。

つまり、自社のホームページを「見に来る」のが人間ではなくAIになる場面が、現実として出始めているということです。

「人に伝わればOK」では選ばれなくなる

今のホームページは、人間が読むことを前提に作られています。写真の雰囲気、キャッチコピーの印象、全体のデザイン。これらは大事ですし、これからも変わりません。

しかし、AIエージェントは写真の雰囲気では判断しません。心を動かされることもない。AIが見るのは、「このサービスはいくらか」「対応エリアはどこか」「何ができて何ができないか」という、整理された情報です。

たとえば料金ページに「詳しくはお問い合わせください」とだけ書いてあったらどうなるか。人間なら電話で聞いてくれますが、AIは「情報なし」と判断して、別の会社のサイトへ行ってしまいます。情報が整備されていないサイトは、AIの選択肢に入れてもらえない。これが toA時代の怖さです。

今のうちにできる小さな準備

大掛かりなリニューアルは必要ありません。まずは自社のホームページを「AIが読んだら内容が伝わるか?」という目線で眺めてみてください。

確認してほしいのは、サービス内容・料金・対応エリア・営業時間といった基本情報が、テキストとしてページ上に書かれているかどうかです。画像の中にだけ載っていて文字データとしては存在しない、ということはないか。更新日が1年以上前のまま止まっていないか。

こうした点を一つずつ見直すだけでも、AIに正しく読み取ってもらえる可能性はぐっと上がります。サービスや料金の情報をわかりやすく整理しているサイトは、AIに引用される確率が約3倍高いというデータもあります。

最初の一歩は、自社サイトのサービスページを一つ開いて、「AIに質問されたら、このページだけで答えが返せるか?」と考えてみることです。

人にもAIにも届くサイトへ

toAの時代が来ても、人間に向けたコミュニケーションが不要になるわけではありません。私自身も、これからは「AIに正しく読み取ってもらえる情報整備」と「人の心を動かすストーリー」、その両方が求められる時代になると感じています。

人に伝わる言葉と、AIに伝わるデータ。その両方を備えたサイトが、これからは選ばれます。やれることは今のホームページの延長線上にあるので、焦らず、一つずつ整えていきましょう。