こんにちは。高知県高知市で『採用』と『営業』に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
私がホームページ制作のお客様にずっとお伝えしてきたノウハウのひとつに、「インターネットを開いたとき最初に表示されるページ(スタートページ)を、自社のホームページに設定する」というものがあります。お伝えし始めたのは2003年頃なので、もう20年あまり前の話です。ずいぶん古いノウハウですが、今でもまったく色褪せていないと感じています。
実際にやってみると、本当にホームページの効果が上がります。アクセスが増えたり、検索で見つけてもらいやすくなったりする。長いあいだ「なぜだろう」と自分でもうまく説明できずにいたのですが、最近になってようやく腑に落ちました。
こんなご相談がありました。
「ホームページを作ったのに、思ったほど効果が出ません。何が足りないのでしょうか?」
結論から言うと、足りないのは機能やデザインよりも、“自社のホームページが、いつも頭の片隅にある状態”です。私はこれを「ホームページ脳」と呼んでいます。今日はこの話をします。

作った会社ほど、自社サイトを見ていない
多くの会社で、ホームページは「公開した日」がいちばん意識の高い日になります。出来上がった直後はみんなで眺めるのに、数週間も経つと開かなくなる。自分の会社のサイトなのに、ここ一ヶ月一度も見ていない、という社長さんは珍しくありません。
理由はシンプルで、見る“きっかけ”がないからです。お客様は毎日のように見にきてくれているのに、作った本人が見ていない。すると「新着情報が半年前で止まっている」「スマホで開くと文字が小さくて読みにくい」といった、お客様なら一目で気づくことに、ずっと気づけないままになります。
「作って終わり」が一番もったいない
つまずき方には、いくつか共通のパターンがあります。
ひとつ目は、「作って終わり」にしてしまうこと。ホームページは、公開した時点が完成ではありません。お客様の反応を見ながら少しずつ手を入れて、育てていくものです。
ふたつ目は、「用事があるときだけ見る」こと。確認のためにたまに開くだけでは、サイトは“すでにあるもの”として素通りされ、良くしようという発想そのものが生まれません。
三つ目は、担当者に任せきりにすること。任せること自体は良いのですが、社長や責任者の目がまったく入らないと、会社として伝えたいことと、実際に載っている内容がだんだんズレていきます。
ブラウザを起動すると、自社サイトが開くようにする
いちばん簡単で、効果が高いのが、冒頭の「スタートページを自社のホームページにする」です。ブラウザ(インターネットを見るソフト)の設定を一度変えるだけで、これから毎朝、仕事を始めるたびに自社のサイトが目に入るようになります。設定のやり方が分からなければ、社内でパソコンに詳しい人に頼めば数分で終わります。やることは、まずこれひとつだけで十分です。
毎日見ていると、面白いことが起きます。「この言い回し、お客様に伝わるかな」「写真がずいぶん古いな」「この案内、もっと上に出したほうがいいな」と、頼まれてもいないのに気づくようになる。毎朝、出かける前に鏡で身だしなみを確認するのと同じです。鏡がなければ寝癖に気づけませんが、毎日見ていれば、自然と直したくなります。
そして不思議なことに、一度この状態になると、サイトを開いていない時間にも頭が働き始めます。通勤中やお風呂のなか、ときには寝ているあいだにまで、「あそこをこう直そう」というアイデアが勝手に浮かぶ。それが積み重なって、いざ手を入れるときにパッと形になる。これが「ホームページ脳」です。

育てるのは、サイトよりも先に“あなたの気づき”
ホームページは、良い制作会社に頼めば良くなるものだと思われがちです。ですが、効果を本当に伸ばすのは、毎日それを見ている人の小さな気づきの積み重ねです。スタートページにするというたった一つの設定が、その気づきを毎朝あなたに届けてくれます。そうして「ホームページ脳」が育つほど、サイトはお客様に伝わる形へと鍛えられていきます。
難しい設定はいりません。まずは自社のサイトが最初に開くように、今すぐ設定してみてください。
一緒にホームページの効果を高めていきましょう。