こんにちは。高知県高知市で『営業』に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。
ブログやXを見ていると、文章の上手さや情報量とは別のところで「これ、AIが書いたのかな?」と引っかかることが増えました。整ってはいるのに、どこか入ってこない。読み終えたあとに残るのが、得た知識ではなく、騙されたような違和感だった、という話も耳にします。
こんなご相談がありました。
「AIを使って効率よく発信したいのですが、薄っぺらく見えないでしょうか。」
結論としては、AIを使うかどうかではなく、自分の体験や判断がその文章に入っているかどうかが分かれ目になります。読者が興味を持つのは情報そのものより、その向こう側にいる「人」だからです。

なぜ「これ、AIが書いた?」と思われるのか
文章の上手さより先に、読者は書き手の人柄を読み取っています。誰の、いつの、どの現場の話なのか。失敗したのか、嬉しかったのか、迷いながら出した結論なのか。そこが見えるから、読み手は「もう少しこの人の話を聞きたい」と思えます。
逆に、どこかで読んだような結論を、誰のものでもない言葉でなぞった文章はすぐに見抜かれます。読者は「これは私に向けて書かれた話ではない」と感じて、そのまま去って行きます。そのような記事では関心を持てないのです。
よくある失敗
一つは、AIの出力をそのままコピーして発信してしまうケース。文章は整ってはいますが、書き手の意見や主張がまったく入っていません。読者から見ると「これなら自分でAIに聞けば済む」となり、わざわざ読みに来る理由がなくなります。
もう一つは、自分の経験を語っているのに、汎用的な言葉でまとめてしまうケース。「お客さまとの信頼関係が大切」と書くより、「先週、納品が遅れて朝7時にお詫びの電話を入れた」と具体的なことを書いたほうが、書き手の人柄は何倍も濃く伝わります。固有の場面を削ったことで、誰にも刺さらない文章になるのです。
今日からできる三つの確認
最初から最後まで、「すべて人力で泥臭く書く」必要はありません。AIを下書きや整理に使うのは、最近では自然な選択肢です。大事なのは、文章の中に自分が体験したことや感じたこと、判断したことが入っているかどうかです。次の3点で確認してみてください。
・自分にしか書けない一場面が、必ず一つは入っているか
・「私は」「うちは」を主語にして語っている部分があるか
・普段、社員さんやお客さまに話している言葉で書けているか
まず確認したいのは、一つ目の「自分にしか書けない一場面」です。ここがあるかないかで、同じテーマの記事でも、読み手の受け取り方がまったく違ってきます。

自分自身の体験を入れる
これからの時代、文章だけを見て「人かAIか」を見分けるのは難しくなっていきます。だからこそ、見分けてもらうのではなく、読者に「この人の話をもう少し聞いてみたい」と思ってもらえるかどうかが軸になります。
そのためには、効率よりも先に自分自身の体験を発信に乗せること。ツールがどれだけ進化しても、その人が見たものや感じたことはその人にしか書けません。発信のポリシーは難しく考えなくていいと思います。「自分の体験を自分の言葉で入れる」。これを毎回守るだけで、文章の向こう側に書き手がいることがちゃんと伝わります。
自分が感じた現場のリアルな話を、記事に入れてみるところから始めましょう。