見込み顧客の動きがわかる、ミクロ解析のススメ

こんにちは。高知県高知市で「営業」と「採用」に強いホームページ制作を行っている、株式会社ICUの川島です。

ホームページからの問い合わせを増やすには、訪問者がどの段階にいるかを理解することが大切です。まだ何となく見ているだけなのか、興味を持って読み込んでいるのか、問い合わせを迷っている段階なのか。

では、その「熱量」を具体的にどうやって確認すればいいのでしょうか。

こんなご相談がありました。
「アクセス数は見ているんですが、それ以上に何を見ればいいのかわからなくて。」

結論としては、訪問者一人ひとりの動きを追う「ミクロ解析が、その答えになります。全体の数字ではなく、個別の行動を見ることで、改善すべきポイントが具体的に浮かび上がってきます

お店のカメラで、お客様の動きを見るのと同じこと

イメージしやすい例を挙げます。

店舗の店内カメラの映像を思い浮かべてください。お客様が店に入ってきて、まずどの棚に向かい、どの商品を手に取って何秒ほど眺め、棚に戻したのかそのまま持っていったのか。最終的にレジに向かったのか、何も買わずに出たのか。映像を見れば、お客様がどこに関心を持ち、どこで迷い、どこで諦めたかが手に取るようにわかります。

ミクロ解析は、これと同じことをホームページ上で行うものです。どの検索ワードからどのページに着地して、何秒間そのページを読んで、次にどのページへ移動して、最終的にどこで離脱したか。訪問者一人ひとりの動きが、時系列で記録されています。

私は、ホームページ改善の精度を大きく変えるには「訪問者一人ひとりの動きを見る」ことが大事だと考えています。

全体の数字だけでは、何を直せばいいかわからない

アクセス解析というと、Googleアナリティクスで月間のアクセス数や直帰率を確認している方が多いと思います。全体の傾向を掴むには便利ですが、「では何を直せばいいか」となると、手がかりが足りません。

直帰率が70%だとわかっても、どのページに来た人が何を見て帰ったのかはわからない。平均滞在時間が2分でも、それは30秒で帰った人と5分読み込んだ人を足して割った数字です。全体の平均値からは、個々の訪問者が何に反応して何に反応しなかったかが読み取れません。

結果として「とりあえずトップページを変えてみよう」「ページを増やしてみよう」のような、根拠の薄い施策になりがちです。

一人ひとりの動きを追うと、情報の出し方が見えてくる

ミクロ解析で個々の訪問者の行動を追っていくと、パターンが見えてきます。

たとえば、検索から「施工事例」ページに着地した人が、事例を30秒ほど見た後に「料金」ページへ移動して10秒で離脱している。これは、事例には興味を持ったけれど、料金ページの内容が期待と合わなかった可能性があります。だとすれば、料金ページに載せる情報を見直す根拠になります。

逆に、「会社概要」から「代表あいさつ」を経て「お問い合わせ」に進んだ人がいれば、この方は会社の姿勢を確かめてから連絡しようとしたのかもしれません。こういう流れが見えると、代表あいさつのページに問い合わせへの導線を入れておく意味がわかります。

どのページにどんな情報を置けばいいか。どの情報はしっかり読まれていて、どこで訪問者が止まっているか。全体の数字では見えなかったものが、一人の動きを追うだけで具体的に浮かび上がってきます。

まず見ていただきたいのは、問い合わせにつながった訪問者が、その前にどのページをどういう順番で見ていたかです。成果になった人の行動を知ることが、最も実りのある出発点になります。

訪問者を「数」ではなく「人」として見る

ミクロ解析を見ていると、ホームページの改善施策が変わります。何人来たかではなく、一人ひとりがどう動いたか。それがわかると、ページの構成や情報の並べ方に根拠が持てるようになりますどんなホームページを作ればいいのか、だんだん見えてくる。

もし今お使いのアクセス解析で訪問者個別の動きが見られるなら、まずは「問い合わせをしてくれた人が、その直前にどのページを見ていたか」を1件だけ確認してみてください。それだけでも、ホームページの見え方が変わるはずです。

当社のお客さまのホームページには、ミクロ解析の機能を標準で組み込んでいます。管理画面からいつでも確認できますので、ぜひ一度、最近の訪問者の動きを追ってみてください。
自分のお店に店内カメラがあるのに映像を一度も見たことがないとしたら、もったいないですよね。